こんにちは!
今回は三重県の名所、名物、誇りについてお話ししようと思います!この文章を読んでいる皆さんはほとんどが三重大生だと思いますが、馴染み深い三重の名所、名物、誇りと聞いて何が思い浮かびますか?よければここで自分の考えを見つけてから記事を読んでくださいね~↓↓
熊野古道
私の考える三重県の名所は熊野古道です。
熊野古道は三重県南部を含む広い範囲にまたがる参詣道のことで、ユネスコの世界遺産に登録されています。1400万年前紀伊山地で噴火が起き、それによりできた奇形岩や滝などの地形が神秘的で神の大きな力を感じさせるものとして信仰を呼び、熊野で自然信仰が起こりました。一口に熊野古道といっても範囲は広く、伊勢路、紀伊路、小辺路、中辺路、大辺路と5つの道の集まりを熊野古道と呼びます。なかでも三重県で有名な伊勢路は、伊勢神宮と熊野三山を結んでいます。古代から現代まで、数え切れない人たちが歩いてなお今にその形を残す巡礼道である熊野古道に今も多くの人たちが魅力を感じています。
私は現地に行ったことはないのですが、家族が行った時の写真を見せてもらったり、思い出話を聞いたりして、三重が誇る名所の一つであると感じました。
多種多様な餅
そして、私の考える三重名物は餅です。三重には、有名なものだけでも赤福、二軒茶屋餅、へんば餅、太閤出世餅、さわ餅、安永餅と多くの種類の餅があります。三重に住む人であればなじみ深い餅が一つはあったのではないでしょうか。ほかの地域と比べても多くの種類の餅が三重に定着しているのは、一説には江戸時代には既に「お伊勢参り」に訪れる多くの旅人が居り、全国各地から伊勢を目指した旅人たちが道中に手早く食べられ、且つ腹持ちもよい餅を好んで食べたためといわれています桑名から伊勢までの参宮街道は別名「餅街道」とも呼ばれ、街道沿いには「おかげ参り」の旅人をもてなす道中食として親しまれた名物餅があり、現在も多くのお店で楽しむことができます。
多くある三重名物の餅の中からいくつか選んで紹介します。
赤福
まず、赤福です。三重のお土産として有名で、川底の石に見立てられた白い餅と三筋で五十鈴川の清流を表す餡で構成されるシンプルな餅でとても人気があり、京都駅や名古屋駅でも手に取ることができます。赤福の店舗に行くと、夏はかき氷、冬はぜんざいと季節に合わせたメニューを楽しむこともできます。
へんば餅
へんば餅は、赤福ほどの知名度はありませんが地元ではとても親しみ好まれて食べられています。宮川の私の前で参宮客が馬を返したところからへんば(返馬)餅と呼ばれます。参宮街道沿いに創業して以来200年を超える老舗の和菓子店で、きめ細かい新粉を蒸して作ったもちもちの団子皮の中にこしあんを包み、こんがりついた焼き目が香ばしくて甘い餅です。
安永餅
そして、安永餅です。細長くの伸ばした餅につぶ餡が入って、ほのかな焦げ目がついています。江戸時代桑名の殿様が非常時の食料として焼餅を考え、それ以来改良を重ね現在の味に到達しています。ここまでの二種と違い個包装で販売されているので人に配りやすく、地元のお土産として好まれています。
一つの地域にこんなに多くの種類の餅の土産があり、それぞれが現代まで食べられ続けていることは、三重のお伊勢参りの歴史が現代まで続いているように感じられます。
伊勢神宮
私の考える三重の誇りは伊勢神宮です。
伊勢神宮が地元の人々の生活や文化に深く根付いていることが、ここまでの話題からもわかると思います。伊勢神宮は天照大御神をお祀りする日本で最も重要な神社とも言え、三重にこのような国家的存在があること自体が、地元の誇りといえると思います。また、伊勢神宮は、神話時代からの歴史を持ち、少なくとも1300年以上にわたり続いてきた神社であり、日本の歴史の源流がある地が三重にあることが誇りでもあると思います。
最後に
三重県は近畿でも中部でもなかったり、東日本と西日本のどちらでもあったりとあまり目立たない、ぱっとしない県といわれることがよくあります。しかし、今一度考えてみると多くの魅力が詰まった土地が三重であり、その魅力を自分で発掘する楽しさがある土地であると言うこともできます。皆さんも、実は見どころの詰まった三重を発掘していきましょう!
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